「間野山サミット in ディファ有明」と題した『サクラクエスト』スペシャルイベントが10月14日(土)にディファ有明で行われ、木春由乃役の七瀬彩夏さん、四ノ宮しおり役の上田麗奈さん、緑川真希役の安済知佳さん、織部凛々子役の田中ちえ美さん、香月早苗役の小松未可子さんが登壇。
ニコ生やインストアイベントでおなじみのゲームやオリジナル朗読劇、(K)NoW_NAMEによるLIVEと『サクラクエスト』の世界を堪能できるコーナーの数々を展開していきました。
昼の部、オープニングを(K)NoW_NAMEが「Blue Rose」で彩りイベントがスタート。
最初のコーナーは、町民(作品ファン)から送られてきたお悩みメールを5人が解決するべく話し合い、その結果から上田さんが「だんないよ」(富山県の方言で「問題ない」という意味)とお悩みを供養していく「四ノ宮しおりのだんないよ」。「大人になってもコーヒーが苦手で飲めません」「久しぶりにあった妹が結婚予定でその彼氏が中学時代のクラスメートのリア充でした。来年の正月に家族全員で食事の予定ですが、このままでは当時からの劣等感で押しつぶされてしまいます」「ニコ生で使われていた気になるワードの箱。紙を張り替えられ次の現場へ行くと言っていましたが、次の現場でキャストにいじめらないか、壊されたりしないかが心配です」「受験生ですが勉強に集中できません」といった相談が寄せられ、相談者と同じく弟さんが受験生の七瀬さんは「気分転換・息抜きをするとよい」とアドバイス。七瀬さん自身はジムのプールで泳ぐことが気分転換になっているのだとか。苦しそうなだんないよ、優しさ溢れるだんないよ、殴る仕草をしつつ奮い立たせる強めのだんないよなど様々なバリエーションの「だんないよ」で悩みを供養していきました。
続いて、本編13話のチュパカブラ王国建国祭のメインイベントだったクイズコーナー「クイズ まのやまにあ」を今回のイベント仕様にして、『サクラクエスト』本編映像からマニアックなクイズが出題されました。
「Q1.21話、喫茶店Angelicaでアンジェリカにおすすめされたメニューは?」「Q2.真希が勧めた凛々子が王国寮に泊まることを即OKしたアイテムは?」「Q3.エリカがパステル・デ・ナタを食べたいと言った際にアンジェリが変わりに作ってあげようとしたものは?」「Q4.みずち祭りにきときとテレビが関与しようとしていたときに対策として書かれていた最後の項目は?」「Q5.ナウマン市長を探すチュパカブラのマスクを被った丑松が交番へ連れて行かれる画像がSNSに投稿された際のコメントは?」の全5問。3問正解した田中さんが優勝かと思いきや、最終問題は7兆点というお約束の展開となり、見事正解した安済さんがQ3の正解と合わせて7兆1点を獲得。「クイズまのやまにあ永久名誉王」の称号が贈られました。
ちなみにそれぞれの答えは以下。
A1.水晶占いと梅水晶の晩酌セット
A2.ファラオの寝袋
A3.ナタデココ
A4.真希ちゃんが久米さんの顔に企画書を叩きつける。
A5.春ですね(* ̄ω ̄*)
改めてのLIVEコーナーでは『サクラクエスト』の様々なシーンをバックに(K)NoW_NAMEが「Morning Glory」「thyme」「Alstroemeria (立花&NIKIIE ver)」「Lupinus」「Baby's breath」「Freesia」、さらに田中さんが凛々子として「龍の唄」を披露しました。
再びキャスト陣が登場しての朗読劇では、最終話から3ヶ月後を舞台にした本編のアフターエピソードが披露されました。
内容は、由乃がパーソナリティを務めるラジオ『波照乃(はての)島観光協会プレゼンツ きばりんしょーRADIO』の町おこしコーナーに、早苗、しおり、真希、凛々子がビデオ通話でゲスト出演するというもの。飛行機のトラブルで遅れて到着した早苗に合わせて、ラジオの1曲目(K)NoW_NAMEのMorning Gloryが流れている間に番組の打ち合わせをする5人だが、間野山でWebデザインと町おこしコンサルタントをしている早苗、「どんと恋、間野山パート2」が好評で忙しいしおり、「おでん探偵パート5」のロケで北海道の真希、世界各地を周り現在アマゾンの奥地にいる凛々子と間野山以後それぞれ活躍している近況報告会となってしまう。結局番組の打ち合わせをしないまま曲が終わり町おこしについて語るコーナーが始まってしまい……。
エンディングでは、「間野山サミット in ディファ有明」イベント映像がBlu-ray&DVDへ収録されることが発表。2017年12月13日(水)発売のBlu-ray&DVD6巻に昼の部が、2018年1月17日(水)発売のBlu-ray&DVD7巻に夜の部が収録されることに。その後、キャストから感想が語られ、最後にキャストと会場、そしてチュパカブラも登場し、劇中にも登場した「チュパカブラ王国国歌」を斉唱しイベント昼の部は終演となりました。
上田さん
収録期間が長く、みんなといた時間もすでに1年ぐらいで私の声優人生の1/6を占めています。アニメの中の間野山がそのまま現場になったようで、キャストのみなさんもキャラクターとすごくマッチをしていて、温かく優しい素敵な現場でした。今回イベントで由乃たちの次の物語を知ることができて、まだまだ由乃たちに未来があって成長していくのだなと嬉しく思いました。終わりたくないですがありがとうございました!
安済さん
1年くらい前にアフレコが始まり、これから初めての生活をしていく由乃と同じ気持ちで新しい現場で新しい物語を紡いでいくということが一緒に歩いているようで楽しかったです。困難もあったし楽しかったこともあり、その分歩んできた道のりに感慨深いものがありまして、普通に生きていて町おこしに直面することはなかなかないと思うのですが、真希としてそれを感じられたのはすごく幸せでした。
田中さん
ずっと震えるぐらい緊張していたのですが、ステージに出たときにみなさんが笑顔で迎え入れてくれて、それだけで気持ちが楽になって楽しむことができました。『サクラクエスト』への出演が決まったときはもちろん嬉しかったのですが、無名に近かった私が第一線で活躍をされている先輩と活動していけるだろうか? という不安がありました。みなさん優しく相談もしあえるようになり「ちえみーはそのままでいいんだよ」とずっと言ってくれて、このままの私で成長していけばいいのだなと思わせてくれました。これからも間野山はあり続けますし、私にとっても間野山は第二の故郷になりました。これからも『サクラクエスト』を応援していただけたら嬉しいです。
小松さん
みんなでいる時間がすごく濃密で一緒に間野山を作ってきたような感じでした。今日参加していただいた町民のみなさんや、ニコ生など色々な形で作品を愛してくださったみなさんがいたからこそ、間野山サミットとして今回イベントが開けたと感じています。5人が人生を歩むきっかけにもなりましたし、間野山にとっても土地としてのきっかけになりました。町民のみなさんにとっても『サクラクエスト』という作品が人生において何か一つのきっかけになっていたらすごく嬉しいです。
七瀬さん
ニコ生にコメントをくださっている方もいらっしゃると思うのですが、みなさまの顔が見れる機会があって嬉しいです。先日富山へ姉妹都市提携のイベントに参加をさせていただきまして、『サクラクエスト』はアニメだけではなくリアルなところでも考え、活動できるところが素晴らしいなと思いました。これから先『サクラクエスト』で考えたことがリアルでも実践できたら素敵だなと思います。朗読劇で由乃はひとりで頑張っているのですが、帰る第二の故郷があるということは私も同じだなと思いました。他の場所で頑張って、たまに5人で頑張ったことを思い出してさらに頑張れるかなと思います。今日はご来場いただきまして、誠にありがとうございました!
2017 サクラクエスト製作委員会
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